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2019/07/24 支部大会

関東甲信越支部

第2回ジェルコカートグランプリin 群馬 2019年【2019年7月12日】

第2回ジェルコカートグランプリin 群馬 2019年【2019年7月12日】

関東甲信越支部大会が盛況のまま幕を下ろした後日、オプショナルツアーとしてジェルコカートグランプリが第1回の開催に引き続き、群馬で開催されました。

関東甲信越支部の支部長である望月支部長から白熱したレポートをお送りします。

 

第二回目を迎えたジェルコ関東甲信越支部カートグランプリ。今回の決戦の舞台は群馬。
歴史と伝統の榛名モータースポーツランドに6名のドライバーが結集した。

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※敬称略 ㈱ライズホーム森山、㈱ワイドアルミ巾、㈲関川商店清水、ワンズライフ㈱山本、㈱ユニマットリック檜垣、㈱アルファテック望月の6名。

前回第一回の優勝者でありディフェンディングチャンピオン㈱ぐっどリフォーム満生不在のなか、ジェルコ最速新チャンピオンを目指し6名のドライバーが鎬を削る戦いとなった。

当日フリー走行開始時には雨は止んでいたが前日から朝方まで降り続けた雨の影響であいにくのウェットコンディションでのスタート。各車ともにところどころ水たまりの残るコース上を確認するかのような慎重なフリー走行走り出しとなった。10分間のフリー走行を終えると、コースコンディションは徐々に改善、路面が乾き始めてきた中、予選ヒート7周がスタートした。

トップでスタートした山本だったが一周目のヘアピンで早くもスピン!!今回の難しいコンディションでのレースの混乱を予感させる滑り出しとなった。混乱をすり抜け順調にペースを上げてゆくのは檜垣・清水・望月。各所で残るウェット路面にテールスライドやアンダーステア―と格闘しながらも後続との距離を徐々に広げてゆく。

その後ろに続くのが巾、森山、そしてスピンの影響から大きく遅れた山本が続く。

各車ともフリー走行から≒10秒ほど速いペースで周回を重ねフィニッシュ。

予選を終える。

8周で争われる決勝は予選結果を踏まえスターティンググリッドが決まった。

決勝グリッド

  • ポールポジション:森山
  • 2番グリッド:巾
  • 3番グリッド:山本
  • 4番グリッド:清水
  • 5番グリッド:檜垣
  • 最後尾:望月

気温19℃、路面温度23℃、曇り空の下決勝がついにスタート!!

各車順調なスタート!!1コーナートップでホールショットを決めたのはポールスタートの森山!!

2番手に続くのは巾!!巾はピッタリと森山に付いている!!1コーナーを抜けバックストレート、森山に並ぶ巾!!互いのプライドが一歩も引かぬままヘアピンへ!!ここで僅かに前に出たのは巾!!ヘアピンで森山を抑えトップに躍り出る!!その後ろスタートをうまく決めた5番手スタートの檜垣も1コーナーでスピードに乗せている!!檜垣が山本に迫る!!ここで好スタートを決めた清水がヘアピンでスピン!!檜垣は清水、山本をかわし3番手に上がり3コーナーへ!!トップは巾2番手森山との差を徐々に広げる!3番手に上がった檜垣が森山に迫る!!最終コーナーを抜け下りのホームストレートへ!ストレートで檜垣が森山に並んだ!!1コーナーでインに飛び込む!!前へ出た!!これで檜垣が2番手に躍り出た!森山前日のアルコールが残っているのか?中々調子が上がらず3番手に後退した森山がヘアピンで痛恨のスピン!!山本、清水が前へ出る。望月も森山に迫る!!森山をかわした清水が5コーナーで山本のインを突く!!前へ出た!!これで清水3番手に浮上。しかし山本も負けじとぴったりとつく!トップは巾、2番手の檜垣が徐々にその差を縮めている!!3番手争いが熾烈を極める!!
清水、山本がテールトゥノーズの激しいバトル!!あっーとここで2台が接触!!2台ともコースに復帰しますが。。。ダメージはどうか?あーっとここで清水のタイヤがバーストだぁ~。接触の影響でタイヤがパンクしてしまったぁ~。3コーナーの先でエスケープへ車を寄せここでエンジンを止めてしまった無念のリタイヤとなってしまいました~。
トップ争いは巾、檜垣の2台が依然としてバトルを繰り広げております。逃げる巾、追う檜垣!!お互いにギリギリでマシンをコントロールしております。が、あーっと3コーナーで巾が痛恨のスピン!!!後ろに迫る檜垣のプレッシャーか、コントロールミスを起こしてしまった!!スピンをして横を向いてしまった巾の脇を檜垣がスルスル~と抜け難なくトップに立ちました!!!さて残り周回は3周!!トップは檜垣、2番手に巾、3番手に山本、4番手には森山をかわした望月が付く。逃げる檜垣。ここへきて非常に安定した走り。そしてラップタイムも刻んできている!!これでは後続は厳しいか!檜垣逃げ切りを計ります!!2番手争いは巾と山本の両雄の一騎打ちです!逃げる巾、追う山本!!順位は膠着状態のままファイナルラップ!!トップ檜垣は後方に10秒近い差をつけ余裕の走り!!その後ろ熾烈な2番手争いはどうか!!巾ペースが上がらない!!追う山本は1分1秒台で巾のペースを2秒近く上回るペースで巾に襲い掛かる!!!追う山本、耐える巾!!勝負は最終コーナーへ!!インを狙う山本!!これが最後のチャンスだ!行けるか!?外から抑える巾最終コーナーの攻防は巾が耐えた!!前に出たのは巾だぁ!!後方の熾烈なバトルをよそに檜垣は余裕のトップチェッカ―!!見事に混乱のレースを制しました!!そして2番手は最終コーナーの攻防を制し巾!!惜しくも前に出る事の出来なかった山本が3位、その後ろに望月、森山と続きました!

最終リザルト

  • 1位 檜垣
  • 2位 巾
  • 3位 山本
  • 4位 望月
  • 5位 森山
  • リタイア 清水

以上の結果となりました。

完全なウェットコンディションからスタートし、ハーフウェットの難しいコンディションとなった第2回ジェルコカートグランプリ。初代王者不在の中、新たな最速王者が誕生しました。決勝5番手スタートから見事にトップチェッカ―を受けた檜垣、これからの活躍が期待されます!そして惜しくもトップは譲りましたが途中までトップをしっかりキープした巾、後半の怒涛の追い上げを見せた山本、二日酔いのコンディションを抱えながらも力強い走りを見せた森山。速さを見せながらも悔しいレーシングアクシデントでまさかのリタイヤに終わった清水。多くの見どころを生んだ波乱のカートグランプリ群馬。令和新時代の幕開けにふさわしい素晴らしいレースとなりました!!
以上サーキットリポートは関東甲信越支部ピットリポーター望月でした。

白熱したレースの模様