アフターコロナを見据えたジェルコ活動
ジェルコ会員のボトムアップ
2拠点居住や高齢者特例制度を活用した性能向上リフォーム提案
ジェルコ会員のSDGs活動をバックアップ
あいさつ
明けましておめでとうございます
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の拡大から2年、ワクチン接種が進む国々は、急速な経済回復を遂げています。コロナ禍で生活スタイルは大きく変化しました。家族との関係、健康に配慮した生活、働きやすい職場づくりなど様々なことを考えるきっかけになりました。
こうした生活環境の変化に柔軟に対応することができれば、リフォーム事業者にとって大き
なビジネスチャンスであると考えられます。
2022年のリフォーム業界
矢野経済研究所の調査では、コロナ禍で芽生えた住空間への関心をこのままリフォーム需要として顕在化できれば、リフォーム市場は堅調に推移すると発表されています。
懸念事項として、アスベスト(石綿)問題があります。工事請負金額100万円以上全てが調査対象になることが決定しています。
今後、ジェルコでは、アスベスト、ゴミ問題に関して前向きな取り組みを進めてまいります。また、数年来の社会課題である労働人口減少による職人不足が顕著です。少子高齢化に加え、若年層の就業率も低いため、職人不足は加速しています。事業を継続していくためには、若い世代への技術継承が不可欠です。
リフォーム業界発展には、労働環境の改善も含めた抜本的な改革が不可欠と考えております。
アフターコロナを見据えたジェルコ活動
コロナ禍を機に、住まいの安全性や快適性がこれまで以上に求められていることから、ジェルコ会員のボトムアップ(リフォーム技術力と業務品質向上)をもう一歩進めていきます。
生活環境の変化に対応した、2拠点居住や高齢者特例制度(リバース60)を活用した性能向上リフォーム提案など社会課題解決に向けた提案を積極的に進めてまいります。
さらに、世界規模で進めているSDGs(持続可能な開発目標)を推進し、ジェルコ会員のSDGs活動をバックアップしてまいります。2022年は、ニューノーマルが定着する年。
知恵を絞り、創意工夫して目標に向かっていきましょう。
皆様にとりまして、新しい年がより佳き年でありますよう心から祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。
一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会(ジェルコ)会長 盛 静男