高い技術力(ワーク)と健全な事業運営(経営)を実現させ
リフォーム事業を通じて社会貢献をすることを
会員各社が研鑽を積んでゆく事を目指してゆきます
皆さま明けましておめでとうございます
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
昨年は新しい年の始まり元旦に能登半島地震が発生を致しました。その後の豪雨災害も重なり今も尚苦しい日常に置かれております。被災をされた方々には心よりお見舞いを申し上げます。一日も早い復興と、平穏な日々が戻る事を心より願っております。
昨年創立40周年
さてジェルコは昨年創立40周年を迎えました。定時総会に合わせて行われた創立40周年記念式典には、全国から沢山の会員が集い交流と学びを深めるエールの交換がなされ、大変賑々しくパワフルな会となりました。会場を埋め尽くす会員・ジェルコに関連する方々の熱気は40年間のジェルコの歴史そのもので圧巻の光景でした。会場にはこれなかったこれまで支えて下さった皆様の事も想像しながら深く感謝を申し上げると共に、これから先我々の目指す未来へ向けしっかりと歩んでゆかねばと感じた次第です。
ジェルコビジョン2030を目下推進中
今期より会長職を拝命し目下推進中であるジェルコビジョン2030。
『質の高いリフォームを提供し、事業者の明るい未来を創造する』
この理念を浸透させ『良質なリフォームで社会貢献し、すべての人の豊かな生活を実現します』という新たに掲げた新ジェルコ宣言を皆様へ周知し、実践して行くことが未来への誓いとなります。
高い技術力(ワーク)と健全な事業運営(経営)を実現させ、リフォーム事業を通じて社会貢献していくために会員各社が研鑽を積んでいくことを目指します。
新たに迎える2025年は大きな変化の年
新たに迎える2025年は大きな変化の年となって行きます。
我々が従事する住宅産業でみれば、建築基準法の改正による4号特例の廃止、省エネ基準の適合義務化などが控えております。
当然リフォーム事業者にとっても大きな変化となり今後の事業展開に大きくかかわる事となります。また人口減少・少子高齢化社会の到来、自然災害の頻発・激甚化。住まいや地域の安全・安心の確保が求められ、急速な技術革新やデジタル化、働き方改革も進展しております。決して他人事でなくしっかりと対応して行くことが求められます。
ジェルコ会員企業間での学びと交流を通じ、課題の共有と解決への糸口を各会員に合わせた形で実現させていく事が必要となります。
既存住宅の断熱化への取組
また2050 年カーボンニュートラル、世界的な社会課題となっております地球温暖化、脱炭素社会の実現へ向けては既存住宅の断熱化への取組を強化し、《大規模改修リノベーション》における住宅の高断熱化だけでなく、主要な生活空間だけを断熱化する《エリア断熱》や多くの費用をかけず幅広い方々へ暖かく健康的に過ごせる《ひと部屋断熱》の開発なども推進し、補助金を活用して広く活用できる取組をさらに強化してまいります。
全国団体だからこそ出来る取り組みに力を入れ会員企業の持続可能な事業運営を支援すると共に、その支援を通じて各地域で活躍する事業者が社会貢献していけるようにと考えております。
今を生きるものとして未来へつなぐ責任を受け止め、業界の更なる発展に取り組んでまいりますので、皆様の引き続きのご支援とご協力をお願い申し上げます。
2025年の干支は「乙巳(きのとみ)」
2025年の干支は「乙巳(きのとみ)」で、柔軟性と適応力を象徴する「乙」と、再生と変化を意味する蛇を表す「巳」が組み合わさっています。この年は、努力を重ねて物事を安定させる縁起の良い年とされております。
ジェルコ会員企業の皆様にとってもそしてジェルコにとっても、これまで誠実に直向きに取組んでこられたことが、この大きな変化の波に合わせてしっかりと実を結ぶ年となるでしょう。
新しい年が実り多き豊かな一年となりますようにご祈念いたしまして新年のご挨拶とさせて頂きます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
令和7年1月1日(水)
一般社団法人日本住宅リフォーム産業協会
会長 望月俊彦